全国紙管工業組合 合同研修会報告

去る十月十四日、名古屋市「ホテル　ルブラ王山」にて、「紙管製造基礎技術の最新動向」と題し紙管製造に欠かせない、紙管原紙、接着剤、製造機械の三項目について、基礎技術の再確認をすると共に、最新の技術情報や今後の動向、国際情勢等について研修会を開催致しました。 第一部では紙管原紙について、レンゴー�梶@尼崎工場長　櫻井幸彦様に、昨今の紙生産における国内外の状況や、紙管原紙と水分の関係や、圧縮強さの測定方法、紙管のISO規格等について講演を行って頂きました。 　第二部では紙工用接着剤について、昭和高分子�梶@龍野研究所　エマルジョン研究室　研究主査　溝田和也様に、接着剤の基本的な接着理論や性質から、紙管用途における接着剤の必要物性、接着剤を取り巻く環境問題等について講演を行って頂きました。 　第三部では、最新の機械関係状況について、生田鉄工�梶@代表取締役　曽我哲至様により、紙管製造の効率化、省力化といった視点からの最新機器の紹介をして頂きました。 非常に厳しい経済状況が続いてはおりますが、紙管業界として、社会のニーズや環境の変化に合わせて進化していくための、第一段階として、「基礎技術及び最新動向」をテーマとして、各分野のメーカーの視点から公演をしていただきました。 　今回の研修会の参加は大変多く、組合員三七社一一二名、関連企業一七社三〇名、新聞社三名、講師・アシスタント八名の計一五七名の参加を頂きました。 研修会終了後、交流親睦会も開催され盛況のうちに終了しました。

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